2歳の小さな子でも、お父さんやお母さんと一緒ならお料理を楽しむことができます。
まずは混ぜるだけ、ちぎるだけ、の料理から始めてみて、いろいろな料理に挑戦してみてください。
こどもにとっての料理は学びがいっぱい!
こどもにとってお料理をするメリットはたくさんあります。
こどもの料理に付き添うのは正直大変ですが、将来有望な家事の相棒になると願って今は一緒に楽しんでみてください。
手先の動かし方を学べる
卵を割るという一つの動作だけでも、
①卵を割らないようにそっと持ち
②卵の一部分だけにヒビを入れ
③指で押し込んで割る
という複数の動作で成り立っています。
また、泡だて器やへらなどの道具を使うこともありますね。
手指の力加減や動かし方を学ぶには、料理ってもってこいなんです。
段取りを学べる
使う材料を用意したり、先に卵に味付けしてから焼いたり、段取りを考えないと料理はうまくいきません。
段取りをするための練習になります。
想像と創造を楽しむ
お料理の過程で素材からどんな味がするのか”想像”したり、料理を作ったり盛りつけたり”創造”を楽しむことができます。
味の変化を楽しむ
調味料を入れるたびに少しづつ味見すると、味の変化を学ぶことができます。
また、自分で作った料理は格別のはず。いつもよりもりもりと食べてくれるかもしれません。
親とのかかわりを楽しむ
普段の遊びとは違い、親とこどもで何か一つのことを成し遂げるという共同作業に、いつもと違う緊張感を持ちながら楽しんでくれるはずです。
料理をする前の準備
汚れてもいい服に着替えて机の周りを片付けましょう。
机の下まで汚れが飛び散りそうなときには、あらかじめブルーシートや新聞紙を敷いておくと安心です。
初めての料理に挑戦しよう
親からの指示をある程度理解できるようになれば、一緒にお料理を楽しむことができます。
2歳と楽しめる料理・お菓子
- ゼリー
- ミックスジュース
- フルーチェ
- クッキーの型抜き
- 豆腐のお味噌汁 など
2歳さんには混ぜる作業をお願いして、火を使う作業は親がやります。
このような混ぜるだけのゼリーの素やフルーチェで、おやつや食後のデザートを一緒に作ると楽しいですよ!
ミックスジュースや豆腐の味噌汁は、手で菜っ葉やバナナや豆腐をちぎってもらいます。
牛乳や出汁の投入もお任せできるかもしれないですね。
難しいけれど、卵割りにも挑戦してほしい
卵を上手に割れるようになるには練習が必要ですが、2歳でも十分チャレンジ可能です。
卵を割れるようになると料理の幅がぐっと広がります。
最初はお手本を見せてあげて、そのあとはこどもの手に添えながら一緒に割ってあげましょう。
慣れてきたら、こどもにひとりでやらせてみます。
初めの数回はぐちゃっと潰してしまうかもしれませんが、自分で考えて力加減を調整してくるので、ここはこどもに任せてそっと見守ります。
私のこどもも2回ぐらいはぐちゃっと潰してしまっていましたが、3回目ぐらいからそれなりに割れるようになりました。(小さな殻は混ざってしまいますが、ご愛敬です)
卵を割れるようになると
- ホットケーキ
- スクランブルエッグ
なども楽しめます。
2歳だとまだ背が低いのでコンロだと危ないと思いますが、机にホットプレートを出して、こどもの手を添えて一緒に焼いてみてもいいかもしれないですね。
慎重なタイプの子なら、こどもと一緒に包丁を使い始められることも
こどもに包丁を握らせて、その上から親がしっかり持ってあげましょう。包丁を握っていない方の手も上から親がしっかり握ってあげてくださいね。こどもが自分の力で腕を動かせないようにしましょう。
包丁を使う前には「ふざけない、遊ばない、刃を触らない、包丁を持たない手はグー」などのお約束をしっかり言い聞かせ、絶対に一人では触らせないようにしましょう。
そしてたとえ親と一緒に使っていても、少しでもふざけたり約束を守らないことがあればすぐにやめるようにしましょうね。
料理に慣れてきたら…
料理に慣れてきて、親の指示をよく聞いてくれるようになったら、もう少し複雑な作業の料理に挑戦してみましょう!
- 自分で卵焼きを焼く
- ピザ
- ホットケーキのひっくり返し
- お好み焼き
- ジャムやコンポート
- クッキーやケーキ
- デコレーション
- 味噌 など
3歳になるころにはだいぶ指示を聞いてくれるようになるので、手が汚れるピザ生地作りのハードルも下がります。
混ぜるだけで発酵がいらないパンミックスを使うと、こどもがこねても失敗しません。
ピザはデコレーションの要素もあるので、楽しんで作ってくれますよ。
3歳になると簡単なものなら焼くこともできます。3歳の息子も一人で卵を割って混ぜて、スクランブルエッグを焼いてくれることがあります。
包丁や火が使えるようになったら、好きな果物でジャムづくりも楽しいですね。
意外と簡単でおすすめなのは、味噌づくりです。
潰した大豆と麹と塩を混ぜて、丸めて、容器に投げつけて発酵を待つだけ。
結構楽しいです。味噌づくりのキットもあります。
料理の際は目を離さずに
料理中は必ずこどものすぐそばにいて、絶対に目を離さないでくださいね。
火や包丁を使っているときは特に注意してください。